年齢と乾燥肌

大人では一日に約1グラムから2グラム分泌される皮脂ですが、年齢を重ねるとだんだんと分泌量は減少していきます。

 

ホルモンの影響を受けている皮脂分泌量は20代をピークに歳と共に少なくなっていき、50代ともなると男女差はありますが激減。80代だとピーク時の約3分の1以下の分泌量に減ってしまい、肌は乾燥しやすくなります。

 

皮脂の減少と平行して起こるのが、表皮の下の厚さ約2ミリの真皮層のエラスチン・コラーゲン量の減少です。真皮層は膠原繊維であるコラーゲンとそれを支える弾性繊維のエラスチンで主に構成されています。

 

20代の肌はコラーゲンやエラスチンの量も多く肌は押しても内側から跳ね返すような弾性に満ちていますが、これらの繊維も体の成熟期(25歳から30歳前半)を過ぎるとどんどん減っていきます。

 

また皮膚の厚みも20歳をピークに薄くなる傾向にあります。角質層の厚みは変化は少ないようですが、表皮ではいろいろな細胞の数も活性度も減少。およそ28日周期だったターンオーバーも、細胞の活性の低下に伴って40代では一周期が約40日となっています。

 

角質層のケラチン(角化細胞)のすきまを埋めるセラミド(細胞間脂質)の量も加齢と共に減り、保水力も低下します。 表皮と真皮の境界線は波打った形状をしていますが、歳をとるに従って波打の具合が緩やかになっていきます。

 

真皮と表皮の接合面積が減少するに従って、結合する力も栄養供給量も減少。このことがシワの出来る原因の一つといわれています。 日々少しずつ浴びている紫外線は真皮層の細胞にダメージを与え、角質層の水分保持力は日光に当たりやすい部位では顕著に低下がみられます。

 

歳をとるに従って細胞の活性の低下やホルモンの減少・外部から与えられるダメージの蓄積で、肌水分量を失う原因がどんどん増えていくのです。

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