現代社会と乾燥肌

北海道を除く日本の多くの地域は温暖湿潤気候ですが、都市化のために私たちを取り巻く環境は乾燥しています。

 

東京の大手町というと日本有数のビジネスの街、道路はきちんと舗装されていて街路樹の植えてある場所以外は土の地表はなかなか見あたりません。

 

その大手町では1900年から2000年までの100年間に、年平均の相対湿度(空気中に含まれる水分の割合)が約75%から55%近くまで20%も低下したそうです。

 

相対湿度が20%も低下した原因は、100年の間に水分を吸収発散する土壌の露出が少なくなったためとみられています。 都市化が進むと緑をはぐくむ土壌が少なくなり、空気が乾燥するばかりか気持ちまでかさついてくるような気がします。

 

忙しく刺激の多い現代社会、大都市に住む子どもは幼児でも睡眠時間の減少が見られるとききます。また郡部に住む子どもでも10年前・20年前と比べると明らかに就寝時間が遅くなっているようです。

 

睡眠が不足するとストレスも増え、成長するに従ってホルモンの分泌や神経の発達に大きく影響します。大人でも子どもでも睡眠不足やストレスは、第二の脳である腸に影響を及ぼし腹痛を起こしたり糖質コルチコイドの分泌を増やしたりします。

 

糖質コルチコイドはストレスと闘うために副腎皮質から分泌される物質ですが、ストレスが長引くと糖質コルチコイドの働きによって体内のタンパク質が多く使われるため、ターンオーバーも滞りがちになり肌のバリア機能や免疫を低下させます。

 

糖質コルチコイドの一種であるコルチゾールは生成にビタミンCを使うため、肌の結合組織を構成するコラーゲンの生成に支障を来します。 最近は猛暑のために北海道でもエアコンが普及しつつありますが、エアコンを使用している部屋では夏でも湿度が約30%以下です。

 

肌から水分が蒸発しだす湿度が30%といわれていますから現代の日本では、一年中屋外でも屋内でも乾燥肌になる要素が一杯であるといえます。

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