乾燥肌が進行すると

乾燥が肌内部で進行すると、角化によるターンオーバー(新陳代謝)が急激に早くなり角質層の中の天然保湿因子NMF(Natural Moisuturizing Factor)も減少します。

 

アミノ酸が主成分のNMFはターンオーバーの際に、タンパク質主成分の角質細胞が壊れて出来ますが、ターンオーバーの加速で角質細胞が壊されなくなると角質層にあるNMFの量が減ってしまい角質層の保水力も減少。乾燥肌がさらに進行します。

 

順調にターンオーバーを繰り返している肌は角質層は一定の厚さに保たれていますが、ターンオーバーが乱れると上手く角化が行われずに角質層は厚くなっていきます。

 

肘やかかとや膝などは乾燥しやすい部位です。この部位の肌がひび割れているのをみたことはないでしょうか。ひび割れは角質層が硬く厚くなって角化症となり、乾燥が進んだときに起こります。角化症になってしまうと簡単なケアでは治りにくくなります。

 

根本的にターンオーバーのサイクルから整える必要が出てくるため、薬剤で分厚く古くなった角質を剥がすケミカルピーリングを行ったり尿素配合クリームを塗ったりというケア以外に日常生活から改めなければなりません。

 

乾燥肌になると神経が過敏になり、少しの刺激でもかゆみも感じやすくなることが分かっています。空気が乾燥している冬の夜など、寝ようと布団に入ると体が温まった頃にかゆくなった経験はないでしょうか。

 

布団に入って温まると血管が拡張して、血行が良くなるために皮膚が刺激を感じてかゆくなります。また通常は表皮と真皮の境界近くに存在する知覚神経のC繊維は、肌荒れが慢性化してくるに従って肌表面の角質層付近まで伸びます。

 

外部から刺激を与えるとC繊維はヒスタミンを分泌するマスト細胞に刺激を与え、少しの刺激でもかゆみを感じるようになります。ヒスタミンは体内で合成されるかゆみの原因物質です。ヒスタミンの過剰分泌はアレルギー疾患の原因になり得ます。

 

一時しのぎに抗ヒスタミン成分が入っている市販のクリームを塗るのも良いですが、かゆいからと掻き崩して肌に傷を作ってしまうと細菌感染し皮膚病になりかねません。

 

市販の抗ヒスタミン薬がかゆみに効かない場合は、内臓の疾患や免疫の異常で乾燥肌になっていることもあります。乾燥肌だけでなくどんな体の異常にもいえることですが、異常が長引くようならまずは病院に相談するのがベストです。

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